エンターテインメント事業

ALLAN HOLDSWORTH

ミュージシャンズ・ミュージシャンとして尊敬を集めたギタリスト、アラン・ホールズワースは1946年8月にイギリス中部のマンチェスター近郊の町ブラッドフォードで生まれ、後にアメリカに移住、2017年4月カリフォルニア州サンディエゴ近郊の町ヴィスタにて病没。1970年代にはテンペスト、ソフト・マシーン、ゴング、U.K.、ブルーフォードなどのプログレッシヴ・ロック、トニー・ウィリアムス・ライフタイム、ジャン・リュック・ポンティなどのジャズ・フュージョンのバンドに在籍し名声を博した。
1980年代に入り、ソロ・アーティストとして活動を始め、独特で高度なギター奏法で注目を集め、ファンを魅了した。2000年代からはソロと並行してテリー・ボジオ、トニー・レヴィン、パット・マステロットと結成した即興演奏ユニットのHoBoLeMaや歴代ソフト・マシーンのメンバーと結成したソフト・ワークスなどのバンドでも活動、ギター演奏において「ホールズワース前・後」などと言われるほど、彼がギタリストに及ぼした影響は計り知れないものがある。
彼の高度なギターテクニックは誰でも真似できるものではなく、大きな手と長い指を用いたワイドに大きく動くコード・ヴォイシングは一番の個性と言える。これは、ジャズ・ギターの複雑なコードをコピーする際、ピアノのヴォイシングで弦を押さえたのがきっかけだと言われている。またピッキングの音がしないように弾くことにも長けており、彼が世界屈指の凄腕ギタリストであることを証明している。IAC MUSIC JAPANでは彼のライヴ・アーカイヴをシリーズでリリース。
また高音質音源"SACDシリーズ"より、『i.o.u.(1982年作)』、『Sand〈サンド〉(1987年作)』、『Hard Hat Area〈ハード・ハット・エリア〉(1993年作)』、『The Sixteen Men Of Tain〈ザ・シックスティーン・メン・オブ・テイン〉(1993年作)』、『Metal Fatigue〈メタル・ファティーグ〉(1985年作)』、『Atavachron〈アタヴァクロン〉(1986年作)』、『Secrets〈シークレッツ〉(1989年作)』、『Flat Tire (Music For A Non-Existent Movie)〈フラット・タイア〉(2001年作)』、『Wardenclyffe Tower〈ウォーデンクリフ・タワー〉(1992年作)』、『None Too Soon〈ナン・トゥ・スーン〉(1996年作)』、『Then!〈ゼン!ライヴ・イン・トーキョー 1990〉』をリリース。